田川建三③「貧しいものは幸い」の虚偽と真理。相手の現実に寄り添うこと。
「貧しい者は不幸である」この現実と命がけで戦い抜いた先にのみ、「貧しくとも幸せ」という真理が拓ける。 ずいぶん前の話ですが、田川建三の宗教批判を紹介する「人は食って寝るために生きる」という記事を書きました。 その記事では…
哲学・思想
2019.03.25 ばさばさ
「貧しい者は不幸である」この現実と命がけで戦い抜いた先にのみ、「貧しくとも幸せ」という真理が拓ける。 ずいぶん前の話ですが、田川建三の宗教批判を紹介する「人は食って寝るために生きる」という記事を書きました。 その記事では…
哲学・思想
2019.02.17 ばさばさ
前回の人は食って寝るために生きる。田川建三①my読書[4]では、田川建三の宗教批判を、「生活・現実」を離れることへの徹底的な批判という点に注目しました。 今回は、新約聖書を神の言葉として絶対化することへの田川の批判に注目…
生きる意味 なぜ
2018.11.24 ばさばさ
新約聖書学者にして徹底的に辛辣に、観念的な領域に留まってしまう宗教へ問題を提起した田川建三をご存知でしょうか。 日本全国に出回っている「新共同訳」という聖書、およびキリスト教をストレートに批判しつつ、個人で新約聖書すべて…
私の罪を許すために
十字架にまでかかったお方である。
その愛を信じるところにおいて、
神に委ねたいと思い、
それでも手放せない自己を、
なんとか委ねたい、
キリストによって生きたいと願い、祈るのである。
「倫理的理想という如きものはなお人間的である。
人間の理想に従って善悪を定むる事は絶対なる神の意志に従う事ではない。
自己の意志によって神の力を忖度する事となる。(中略)
真の救済においては道徳的善悪を捨てて神に帰するのでなければならぬ。」(『西田幾多郎講演集』より)
ストイックに生きようとすること、
自分をコントロールしようとすること、
倫理的・道徳的に生きようとすることは、
結局「こちらが良い」と自分で雑に判断して動くことに過ぎない。
自分で選択しているだけだ。
だから、自然なエネルギーは圧殺されていく。
今日の子ども食堂は
私が全体の運営をせねばならぬから
今朝は久しぶりに早起きして
仕事に勤しんだ。
未明の仕事の達成感よ。
人間、
ときには強制的に
頑張らされねばならぬと思った。
執筆中の小説の主人公の女性が
シモーヌ・ヴェイユへの傾倒を見せているため、
ヴェイユの思想を読んでいるが、
ヴェイユがこんなに既存のキリスト教と袂をわかっているとは思わなかった。
エックハルト,そしてカミュにさえ近いものを感じる。
そしてどこまでもラディカルで、…
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