「上っ面の成功」を退け、真理のために生きる覚悟。ヒルティ『幸福論』
このブログにしても、「生きねば活動」にしても、ぼくは「何か本当に価値あることのために生きたい」と、頭の片隅で考えてはいる。 しかし、頭の隅でそうは考えても、その実践となると困難である。 「人のためを思って」何か行動したつ…
このブログにしても、「生きねば活動」にしても、ぼくは「何か本当に価値あることのために生きたい」と、頭の片隅で考えてはいる。 しかし、頭の隅でそうは考えても、その実践となると困難である。 「人のためを思って」何か行動したつ…
これから何回かに分けて、 ニーチェの『道徳の系譜』の読解を行っていきます。今回は「序言」と、ぼく自身の『道徳の系譜』の思い出をご紹介し、『道徳の系譜』は何を問い、その問は何をもたらすのかを確認します。 ニーチェの『道徳の…
さて、前回の記事では「序言」と、ぼく自身の「道徳の系譜」を読んだ衝撃について書きました。 「序言」で確認された『道徳の系譜』の2つの主題とは、 1, ということでした。 今回の記事では1の問い、 『善悪という「道徳的」価…
自己の愚と矛盾とを知りつつも自分では何もできない。だから神・仏の中に自己を投げ出し、棄て去る 西田幾多郎、晩年の論文「場所的論理と宗教的世界観」は彼の宗教に対する考え方を、他の著作の何倍もわかりやすく描いています。(西田…
ニーチェの『ツァラトゥストラ』は、現実を生きようと悪戦苦闘する者たちの尻を叩いてくれる。 ニーチェもツァラトゥストラに自分の尻を叩いてもらっていたのだろう。 今回は、ニーチェの「学者」(現実を傍観する人たち)批判を紹介す…
人はサルにも超人にもなれる。(ツァラトゥストラ) わたしはきみたちに超人を教える。人間は、超克されるべきところの、何ものかである。きみたちは、人間を超克するために、何をなしたか。(中略) きみたちは虫から人間への道程を成…
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