闇の底から昇る
罪は、時として悪を為さしめる。 取り返しのつかぬ罪、それによって損なわれた人間、消えない記憶 卑小な自己を守ることばかり考えて、目の前の兄弟の痛みにも気づず 自分の領域を明確に区切り、己の利得のみを考えている自己を背後…
祖父と一緒に火葬する寄せ書きを書く。
私はじいちゃんが大好きだった。
じいちゃんに怒られた記憶は一度もない。いつも孫の私に静かに付き添ってくれる、心強い味方だった。
そんなじいちゃんを連れて、
虫取りや川遊びに行き、
何かを見つけたり、捕まえたりしたら
祖父のお葬式で実家に帰った。
兄貴と2時間くらい、
文学や政治、
最近読んだ本について語り合う。
30代になってから、兄貴と話せるようになった。兄弟の存在のありがたさ、豊かさを感じる。
それまで兄貴はライバルであり、
油断できない相手であったのだ。
シモーヌ・ヴェイユについては
複雑な思いがあるけれど、
昨今のリベラルの衰退を見ていると、
ヴェイユが労働者自身が芸術に触れられるようにして、
精神的に目覚めさせようとしたことは
すごい大切なことだったのではないか。
エリーティズムを脱した、
労働者自身による自覚と活動が
ドストエフスキー『白痴』
再び、イポリートの自殺失敗。
5.6回目のチャレンジにして、ようやく最後まで読みきれそうだ。
『白痴』はエンタメ的には、ちょっと筋が厳しいと思う。というか『罪と罰』が面白過ぎるのだ。
坂口安吾『理想の女』より
「私はいつも理想をめざし、高貴な魂や善良な心を書かうとして出発しながら、今、私が現にあるだけの低俗醜悪な魂や人間を書き上げてしまふことになる。私は小説に於て、私を裏切ることができない。

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