嘆きと祈り(詩10. 2020年12月)
泣くがいい 我が魂よ 泣くがいい 涙を流せ お前は飽き果て 疲れ切っている 一切の慰めより 打ち棄てられて ここにはなにもない 求めるものは 何1つ ここにはない だから泣け 泣…
泣くがいい 我が魂よ 泣くがいい 涙を流せ お前は飽き果て 疲れ切っている 一切の慰めより 打ち棄てられて ここにはなにもない 求めるものは 何1つ ここにはない だから泣け 泣…
ひるすぎ布団にねていたら ひるすぎ布団にねていたら 涙がぽろりとながれたよ 何にもおもってなかったけれど 光がさしたきがしてね 光がさしたきがしてね ながれる涙はさ…
さみしさを抱え 誰によっても 何によっても 癒やされえない このさみしさだけが ほんとうだ 宇宙にたったひとつきりの さみしさを抱え 街から街へと 歩いていく ナスにも飽きた &…
信じて 信じて生きればいい ただ信じて 生きればいい 他には何も知らなくていい 光なんて 見えなくっていい 希望なんて なくたっていい 信じていれば 生きられる 信じていれば ぼ…
歩くこと 歩いていかなくちゃならない いつまでも いつまでも ぼくはぼくの 道の途中だ ぼくがいなくなっても 別のだれかが 歩いてくれる だからぼくは ぼくの道を歩いてゆく… &…
みんなのくるしみはしずかだ 「みんな くるしんでいる」 このことばの中に いったいどれだけの呻きが 渦巻いているのだろう この宇宙のうちに 無数の歎き 苦しみ 痛みが 木霊し 反響し 充満して…
とんでゆく この私の世界は 主と 私と 数人の死者たちだけの ひみつの ぜいたくな 食べものだった 私の魂は ただ 自由に 歩いてゆけば良いのだ 彼らと一緒に。 夕焼け空をとびゆく カラスの編…
生きることはかなしい 生きることは かなしいなぁ… いつも夕方みたいだ 湖のおもてに煌めく夕日が うつむいたぼくを 照らしていた やさしい風 湖のむこうからやってく…
雪が降る チョコレートを渡す だれもいないお御堂で しずかに祈る しずかにいのる 雪がふる しんしん しんしん 「行きましょう 主の平和のうちに」 教会を出る 凍える こごえる ヘルメットがく…
生きれば生きるほど 生きれば生きるほど 血も 痛みも 失望も 濃さを増す はっきりとした生が くっきりとした影を地に刻む しかし 私の血の染み込むこの土こそが どこまでも つながっているのだ …
気軽にコメントくださいませ。励みになります!(メルアド不要です。)