聖書本文
ドライブ中などに聖書に触れられるように自分用に録音したものですが、もしかしたらみなさんのお役に立つかも知れないので、アップしました。ご活用くださいませ。
6:1汝ら見られんために己が義を人の前にて行はぬやうに心せよ。然らずば、天にいます汝らの父より報を得じ。6:2さらば施濟をなすとき、僞善者が人に崇められんとて會堂や街にて爲すごとく、己が前にラッパを鳴すな。誠に汝らに告ぐ、彼らは既にその報を得たり。
6:3汝は施濟をなすとき、右の手のなすことを左の手に知らすな。 6:4是はその施濟の隱れん爲なり。さらば隱れたるに見たまふ汝の父は報い給はん。6:5なんぢら祈るとき、僞善者の如くあらざれ。彼らは人に顯さんとて、會堂や大路の角に立ちて祈ることを好む。誠に汝らに告ぐ、かれらは既にその報を得たり。
6:6なんぢは祈るとき、己が部屋にいり、戸を閉ぢて隱れたるに在す汝の父に祈れ。さらば隱れたるに見給ふなんぢの父は報い給はん。 6:7また祈るとき、異邦人の如くいたづらに言を反復すな。彼らは言多きによりて聽かれんと思ふなり。 6:8さらば彼らに效ふな、汝らの父は求めぬ前に、なんぢらの必要なる物を知りたまふ。
6:9この故に汝らは斯く祈れ。
「天にいます我らの父よ、願はくは御名の崇められん事を。
6:10御國の來らんことを。御意の天のごとく地にも行はれん事を。
6:11我らの日用の糧を今日もあたへ給へ。
6:12我らに負債ある者を我らの免したる如く、我らの負債をも免し給へ。
6:13我らを嘗試に遇はせず、惡より救ひ出したまへ」6:14汝等もし人の過失を免さば、汝らの天の父も汝らを免し給はん。 6:15もし人を免さずば、汝らの父も汝らの過失を免し給はじ。6:16なんぢら斷食するとき、僞善者のごとく、悲しき面容をすな。彼らは斷食することを人に顯さんとて、その顏色を害ふなり。誠に汝らに告ぐ、彼らは既にその報を得たり。
6:17なんぢは斷食するとき、頭に油をぬり、顏をあらへ。 6:18これ斷食することの人に顯れずして、隱れたるに在す汝の父にあらはれん爲なり。さらば隱れたるに見たまふ汝の父は報い給はん。6:19なんぢら己がために財寶を地に積むな、ここは蟲と錆とが損ひ、盜人うがちて盜むなり。
6:20なんぢら己がために財寶を天に積め、かしこは蟲と錆とが損はず、盜人うがちて盜まぬなり。 6:21なんぢの財寶のある所には、なんぢの心もあるべし。
6:22身の燈火は目なり。この故に汝の目ただしくば、全身あかるからん。 6:23されど汝の目あしくば、全身くらからん。もし汝の内の光、闇ならば、その闇いかばかりぞや。
6:24人は二人の主に兼ね事ふること能はず、或はこれを憎み彼を愛し、或はこれに親しみ彼を輕しむべければなり。汝ら神と富とに兼ね事ふること能はず。
1回目
「6:1汝ら見られんために己が義を人の前にて行はぬやうに心せよ。然らずば、天にいます汝らの父より報を得じ。」
主よ、見られんために義を行なう私をおゆるしください。
私はあなたの義を行なう数々の機会があったにも関わらず、自分の気分や、その先の報い、損得計算を経て、その声を退けてきました。
あなたの義ではなく、自分の義ばかり行ってきました。
自分独りの世界で、人びとを相手に演技をする、善を演じる偽善者です。あなたの裁きは正しいです。
「6:3汝は施濟をなすとき、右の手のなすことを左の手に知らすな。 」
なすべき行いを感じ取った右手を、我利のみを考える左手が何度も制してきました。
主がおっしゃるとおり、右手だけですぐに行わねばならなかったのです。応無所住而生其心です。
左手に知らせ、「鋤に手をかけて振り向く」者は、あなたにふさわしくありません。
つまずかせようとする左手を感じたならば、すぐにその左手を斬り捨て、残った右手で行なうべきでした。
「6:24人は二人の主に兼ね事ふること能はず、或はこれを憎み彼を愛し、或はこれに親しみ彼を輕しむべければなり。汝ら神と富とに兼ね事ふること能はず。」
二人の主に、右手と左手との両者に仕えることはできないからです。
兄弟を愛するときには、自己愛を憎み、自分を軽んじなければならないのです。愛のための禁欲、節制です。いたずらな苦行、自己破壊ではなく、愛するための、自己軽視です。
一体どれだけ多くの右手の行いを、私の左手が邪魔して来たでしょうか。私の我欲が曇らせたでしょうか。
神と富のどちらに仕えるか。神を神とするのか、自分を神とするのか。これだけ、これだけのことに私は思い煩っているのです。兄弟のために思い煩っているのではなく、自分の二心のために!
主よ、恵みを豊かに注いで、私の左手を盲目にしてください。あなたは生かし、殺す神です。裁き、ゆるす神です。私の左手、我欲を殺し、私の右手を生かし、主の僕として用いてください。
主よ、私を力づけ、立ち上がらせてください。打ち沈み錯乱したエリヤにお与えになったように、あなたのもとまで歩くための糧をお恵みください。
「 6:18これ斷食することの人に顯れずして、隱れたるに在す汝の父にあらはれん爲なり。さらば隱れたるに見たまふ汝の父は報い給はん。」
主よ、あなたは陰徳をこそ、喜び給います。
左手に知らせず、人にも知られずに行なうべきだと、あなたははっきりお示しになりました。
主よ、なすべきことはわかっているのです。私が私のなすべきことを行なう力を、どうぞお与え下さい。
主、イエス・キリスト、我ら罪人をあわれみたまえ
ドライブ中などに聖書に触れられるように自分用に録音したものですが、もしかしたらみなさんのお役に立つかも知れないので、アップしました。ご活用くださいませ。
コメントを残す