むなしさに襲われる夕暮れどきに(詩⑧2020年9月)
さみしさを抱え 誰によっても 何によっても 癒やされえない このさみしさだけが ほんとうだ 宇宙にたったひとつきりの さみしさを抱え 街から街へと 歩いていく ナスにも飽きた &…
詩
さみしさを抱え 誰によっても 何によっても 癒やされえない このさみしさだけが ほんとうだ 宇宙にたったひとつきりの さみしさを抱え 街から街へと 歩いていく ナスにも飽きた &…
詩
信じて 信じて生きればいい ただ信じて 生きればいい 他には何も知らなくていい 光なんて 見えなくっていい 希望なんて なくたっていい 信じていれば 生きられる 信じていれば ぼ…
詩
歩くこと 歩いていかなくちゃならない いつまでも いつまでも ぼくはぼくの 道の途中だ ぼくがいなくなっても 別のだれかが 歩いてくれる だからぼくは ぼくの道を歩いてゆく… &…
詩
みんなのくるしみはしずかだ 「みんな くるしんでいる」 このことばの中に いったいどれだけの呻きが 渦巻いているのだろう この宇宙のうちに 無数の歎き 苦しみ 痛みが 木霊し 反響し 充満して…
詩
とんでゆく この私の世界は 主と 私と 数人の死者たちだけの ひみつの ぜいたくな 食べものだった 私の魂は ただ 自由に 歩いてゆけば良いのだ 彼らと一緒に。 夕焼け空をとびゆく カラスの編…
詩
生きることはかなしい 生きることは かなしいなぁ… いつも夕方みたいだ 湖のおもてに煌めく夕日が うつむいたぼくを 照らしていた やさしい風 湖のむこうからやってく…
詩
雪が降る チョコレートを渡す だれもいないお御堂で しずかに祈る しずかにいのる 雪がふる しんしん しんしん 「行きましょう 主の平和のうちに」 教会を出る 凍える こごえる ヘルメットがく…
詩
生きれば生きるほど 生きれば生きるほど 血も 痛みも 失望も 濃さを増す はっきりとした生が くっきりとした影を地に刻む しかし 私の血の染み込むこの土こそが どこまでも つながっているのだ …
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