ドストエフスキーを筆頭に、文学・小説を題材として書いた記事です。物語の面白さというよりは「現実を生きる知恵」を探求しています。
論理じゃない、正しいと感じるから食べないのだー『ビヂテリアン大祭』宮沢賢治
『ビヂテリアン大祭』は宮沢賢治の数ある作品の中でも一風変わった作品です。 物語らしい物語はなく、普段は肩身の狭い思いをして暮らしているベジタリアン(菜食主義者)たちが、 ベジタリアン大祭というベジタリアンのための宗教行事…
ドストエフスキーを筆頭に、文学・小説を題材として書いた記事です。物語の面白さというよりは「現実を生きる知恵」を探求しています。
『ビヂテリアン大祭』は宮沢賢治の数ある作品の中でも一風変わった作品です。 物語らしい物語はなく、普段は肩身の狭い思いをして暮らしているベジタリアン(菜食主義者)たちが、 ベジタリアン大祭というベジタリアンのための宗教行事…
「文学とはなにか」「文学は何を成しうるか」もはや今では忘れ去られた問いかもしれません。 しかし過去の文学者たちは、自分たちの存在意義にもつながるこの問いを、必死で考え続けました。それは文学が一級の文化と考えられ、自らの重…
「ただただ目の前の人の苦しみをだけ見る『罪と罰』のソーニャ。 ドストエフスキーの『罪と罰』でソーニャの愛はラスコーリニコフを絶望から救い上げ,回心させました。 人を絶望の底から救い上げる愛があります。そんなソーニャの愛と…
小説を読むのが大好きだから、自分でも小説を書いてみよう! といざ書き始めて最初に陥ってしまう罠が、主人公と自分とをごっちゃにしてしまうという罠です。 はっきりと読者を意識し自己を適切に語る私小説を書こうというのならば良い…
「あ~!あのミーチャが「人間は広すぎる!」って叫ぶシーンってどこだっけ!」(3編3です) 『カラマーゾフの兄弟』は長大で、あの場面がどこにあったかを探すのも一苦労です。 そのため目次と主要なエピソードを見られるようにまと…
いよいよ小説をアップし始めました。 とても不器用な小説ですが、これまでの生きねば活動を糧に自分の想いを思い切りぶつけて書いています。 それぞれの絶望にあえぎつつ、なんとか生きているぼくたちを描きたいです みなさんの「生き…
↑前回の記事では、ドストエフスキー作品はどう読めば挫折せずに楽しく読めるのか、 読み方の姿勢を紹介しました。 今回はドストエフスキー最大の傑作と言われる『カラマーゾフの兄弟』を例に、 全体ではなく「各部のあらすじ」を先に…
ドストエフスキー 自称インテリ層にとってはもはや神よりも権威を持っていると言って良いのではないでしょうか。大学に入って文学をかじろうとした者に、体当たりをかましてくる巨大怪獣です。 文学青年に憧れたぼくも、もちろんはじめ…
「純粋な善行為、他者愛」この言葉に、「吐き気」とまでは行かないまでも、偽善の匂いを感じ取る人も多いだろう。 それは一体どうしてか。人間に純粋な行為は不可能なのか。「人を救いたい、助けたい、何か良いことをしたい、」そう頭の…
「悩んでいる人を助けたい、絶望している人をどうにか救ってあげたい。」 そんな願いを持ったことがある人もいると思う。 とはいえ現実では一体何ができるというのか。何が人を救い、人を絶望から立ち上がらせるのか。 それは何気ない…
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