ニーチェ『道徳の系譜』を読む①ー哲学の入門書、倫理学の必読書
これから何回かに分けて、 ニーチェの『道徳の系譜』の読解を行っていきます。今回は「序言」と、ぼく自身の『道徳の系譜』の思い出をご紹介し、『道徳の系譜』は何を問い、その問は何をもたらすのかを確認します。 ニーチェの『道徳の…
哲学書
2019.02.17 ばさばさ
これから何回かに分けて、 ニーチェの『道徳の系譜』の読解を行っていきます。今回は「序言」と、ぼく自身の『道徳の系譜』の思い出をご紹介し、『道徳の系譜』は何を問い、その問は何をもたらすのかを確認します。 ニーチェの『道徳の…
哲学書
2019.02.17 ばさばさ
さて、前回の記事では「序言」と、ぼく自身の「道徳の系譜」を読んだ衝撃について書きました。 「序言」で確認された『道徳の系譜』の2つの主題とは、 1, ということでした。 今回の記事では1の問い、 『善悪という「道徳的」価…
私の罪を許すために
十字架にまでかかったお方である。
その愛を信じるところにおいて、
神に委ねたいと思い、
それでも手放せない自己を、
なんとか委ねたい、
キリストによって生きたいと願い、祈るのである。
「倫理的理想という如きものはなお人間的である。
人間の理想に従って善悪を定むる事は絶対なる神の意志に従う事ではない。
自己の意志によって神の力を忖度する事となる。(中略)
真の救済においては道徳的善悪を捨てて神に帰するのでなければならぬ。」(『西田幾多郎講演集』より)
ストイックに生きようとすること、
自分をコントロールしようとすること、
倫理的・道徳的に生きようとすることは、
結局「こちらが良い」と自分で雑に判断して動くことに過ぎない。
自分で選択しているだけだ。
だから、自然なエネルギーは圧殺されていく。
今日の子ども食堂は
私が全体の運営をせねばならぬから
今朝は久しぶりに早起きして
仕事に勤しんだ。
未明の仕事の達成感よ。
人間、
ときには強制的に
頑張らされねばならぬと思った。
執筆中の小説の主人公の女性が
シモーヌ・ヴェイユへの傾倒を見せているため、
ヴェイユの思想を読んでいるが、
ヴェイユがこんなに既存のキリスト教と袂をわかっているとは思わなかった。
エックハルト,そしてカミュにさえ近いものを感じる。
そしてどこまでもラディカルで、…
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