頭の中では隣人を愛し、現実では憎む…人間の愛の矛盾。『カラマーゾフの兄弟』から。
「純粋な善行為、他者愛」この言葉に、「吐き気」とまでは行かないまでも、偽善の匂いを感じ取る人も多いだろう。 それは一体どうしてか。人間に純粋な行為は不可能なのか。「人を救いたい、助けたい、何か良いことをしたい、」そう頭の…
「純粋な善行為、他者愛」この言葉に、「吐き気」とまでは行かないまでも、偽善の匂いを感じ取る人も多いだろう。 それは一体どうしてか。人間に純粋な行為は不可能なのか。「人を救いたい、助けたい、何か良いことをしたい、」そう頭の…
「悩んでいる人を助けたい、絶望している人をどうにか救ってあげたい。」 そんな願いを持ったことがある人もいると思う。 とはいえ現実では一体何ができるというのか。何が人を救い、人を絶望から立ち上がらせるのか。 それは何気ない…
現実を忘れる息抜き(趣味や遊び)で気分を変えられる場合 誰しもが「折れない心」、「どんな困難があろうと決して挫けない強さ」に憧れを持つだろう。 しかし慌ただしい毎日を暮らし、決して私のために待ってはくれない現実を生きる「…
平気で矛盾する思いを共存させられる人間。カラマーゾフ長男の叫び。 それよりももっと恐ろしいのは、心にすでにソドムの理想を抱く人間が、マドンナの理想をも否定せず、その理想に心を燃やす、それも本当に、清純な青春時代のように、…
人はサルにも超人にもなれる。(ツァラトゥストラ) わたしはきみたちに超人を教える。人間は、超克されるべきところの、何ものかである。きみたちは、人間を超克するために、何をなしたか。(中略) きみたちは虫から人間への道程を成…
『超越と実存』哲学者みたいなお坊さん 哲学者みたいなお坊さんが、南直哉です。 まずタイトルから『実存と超越』とは、哲学書ですね。僕も哲学書だと思って立ち読みし、すぐ買いました。この本で南直哉は、そもそも仏教の本質とは何か…
坂口安吾―コメディアンになりきれない太宰 僕も「文学青年」の例に漏れず、19の頃には太宰治にジットリとはまり込んだ。 しかし「結局この現実を生きるしかない」といった気持ちが強くなるにつれ、その魅力も薄れていった。(文章の…
本記事は、「生きる意味」という曖昧模糊とした言葉を強引に使って、「生きる意味を求める人」を5類型してみた記事です。考えるきっかけにして頂けたらと思います。 まず、Aタイプの人「生きることを楽しんでいる人」が…
前回の記事を書いていて、一本の解釈スジから自分の過去をまとめあげ切り捨ててしまうことの暴力性が気になりますが、考える素材の提供ということで、思いきり切り捨てて行きます。 一つの「神の死」としての部活引退。秩序世界からカオ…
これって何のためにやっているんだっけ あなたは今、なんだか調子がでないなぁと思いつつ作業や仕事をやっています。 そんなときふと、「あれ、これって何のためにやっていたんだっけ?」と思うことはありませんか。 僕も例えばブログ…
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