殺人犯の苦悩を見つめる。『罪と罰』ソーニャのまなざし。
「ただただ目の前の人の苦しみをだけ見る『罪と罰』のソーニャ。 ドストエフスキーの『罪と罰』でソーニャの愛はラスコーリニコフを絶望から救い上げ,回心させました。 人を絶望の底から救い上げる愛があります。そんなソーニャの愛と…
「ただただ目の前の人の苦しみをだけ見る『罪と罰』のソーニャ。 ドストエフスキーの『罪と罰』でソーニャの愛はラスコーリニコフを絶望から救い上げ,回心させました。 人を絶望の底から救い上げる愛があります。そんなソーニャの愛と…
「人はなぜ宗教を求めるのか」何度も問われ、答えられてきた問いに、ぼくも応えてみたいと思います。 ぼくは何か特定の「宗教・宗派・ドグマ」にどっぷり浸かっているわけではありませんし、絶対的・宗教的な「安心」を手にしているわけ…
「あ~!あのミーチャが「人間は広すぎる!」って叫ぶシーンってどこだっけ!」(3編3です) 『カラマーゾフの兄弟』は長大で、あの場面がどこにあったかを探すのも一苦労です。 そのため目次と主要なエピソードを見られるようにまと…
いよいよ小説をアップし始めました。 とても不器用な小説ですが、これまでの生きねば活動を糧に自分の想いを思い切りぶつけて書いています。 それぞれの絶望にあえぎつつ、なんとか生きているぼくたちを描きたいです みなさんの「生き…
↑前回の記事では、ドストエフスキー作品はどう読めば挫折せずに楽しく読めるのか、 読み方の姿勢を紹介しました。 今回はドストエフスキー最大の傑作と言われる『カラマーゾフの兄弟』を例に、 全体ではなく「各部のあらすじ」を先に…
ドストエフスキー 自称インテリ層にとってはもはや神よりも権威を持っていると言って良いのではないでしょうか。大学に入って文学をかじろうとした者に、体当たりをかましてくる巨大怪獣です。 文学青年に憧れたぼくも、もちろんはじめ…
「純粋な善行為、他者愛」この言葉に、「吐き気」とまでは行かないまでも、偽善の匂いを感じ取る人も多いだろう。 それは一体どうしてか。人間に純粋な行為は不可能なのか。「人を救いたい、助けたい、何か良いことをしたい、」そう頭の…
「悩んでいる人を助けたい、絶望している人をどうにか救ってあげたい。」 そんな願いを持ったことがある人もいると思う。 とはいえ現実では一体何ができるというのか。何が人を救い、人を絶望から立ち上がらせるのか。 それは何気ない…
平気で矛盾する思いを共存させられる人間。カラマーゾフ長男の叫び。 それよりももっと恐ろしいのは、心にすでにソドムの理想を抱く人間が、マドンナの理想をも否定せず、その理想に心を燃やす、それも本当に、清純な青春時代のように、…
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